読書からの脱却

最近、本を読み過ぎている気がする。

 

これは、他の人と比べて量が多い、とかそういう話では無くて、生活の中で読書が占めている時間が多過ぎる、ってこと。

 

本来、「本をたくさん読むことはとても良いことだ」っていうのが世間一般の考えであって、その意見はもちろん正しいと思う。

事実、自分も読書をしていることで救われたことがたくさんあるから。

 

ただ、たくさん本を読んで知識を得た所で、それを行動に移さなかったら、全く意味が無い。

 

例えるなら、大金はたいてメッシとクリロナを獲得したのに、ベンチを温めさせてる監督…ちょっと違うか?

 

伝説の鎧、伝説の剣、伝説の盾、を身に付けたのに街から一歩も出ない勇者…とか?

 

秘伝の書を手に入れたのに、お尻を拭くための紙にしちゃう武士…もっと離れたか?

 

要は「宝の持ち腐れ」なんだよね。

 

って、ここまで書いて、贅沢な悩みだよなー、とも思った。

 

勉強したくても出来ない人が世界中にいるんだから。

そんな人達のためにも、自分が勉強してより良い世界を作っていかないといけないんだ!

 

って、違う。

この流れだとなんか綺麗にまとまって終わっちゃいそう。

「LOVE AND PEACE」とか口走っちゃいそう。

 

世界中の勉強出来ない子に思いを馳せることはもちろん大事だけど、まずは自分自身ともっと向き合わないとね。

 

読書はホントに大好き。

テレビ無くても、本があれば生きていける。

確実に自分の世界を変えてくれてる。

 

だけど、そろそろ脱却を図らないといけないんだ。

いわゆる「守破離」。

 

良い文章をたくさん読んできたんだから、次は自分が良い文章を提供する番なのかもね。

 

とにかく、今までは本読めないと「うわー!」ってなってたのを、次は、文章書けないと「うわー!」ってなるステージに行きましょうか。

 

自分の考えたことで、人の人生を変えられたら面白いだろうしね。